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有志医療者による海外論文の翻訳、医療情報

WHO_新型コロナウイルス感染が疑われた場合の医療ケア中の感染予防・制御

翻訳日:2020/03/07

原文:Infection prevention and control during health care when novel coronavirus (nCoV) infection is suspected

緒言

これは、新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染が疑われる場合に使用する、感染予防・制御(infection prevention and control:以下、 IPC)の戦略に関するガイダンスの初版です。この文書は、中国およびその他の新型コロナウイルス感染症が特定された国での状況および、重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルスや中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染症2 の経験験に関する現時点での知見に基づいて、WHOの「中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染が疑われるまたは感染が確定した症例の、医療現場での感染予防と制御(Infection prevention and control during health care for probable or confirmed cases of Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) infection1)」を改訂したものです。

新しい情報を入手し次第、WHOは推奨を更新します。

このガイダンスは、医療従事者、医療管理者および医療施設レベルでのIPCチームを対象としていますが、国および地区/都道府県レベルにも関連しています。完全なガイドラインは、WHOから入手できます。2

nCoV感染の疑いがある場合の医療ケアに関連するIPC戦略の原則

この文書で推奨されている戦略と対策(practice)を利用して2019-nCoVアウトブレイクへの対応で最高レベルの効果を達成するには、訓練を受けた専属のチームによるIPCプログラム、または、少なくともIPC連絡窓口が設置されており、これらが国や医療施設の上級管理職のサポートを受けている必要があります3。IPCが制限されている、もしくは存在しない国では、可及的速やかにIPCの最低要件を国家レベルと施設レベルの両方で満たすことから始め、地域の重点計画に従って徐々にIPCの核となる必要条件を達成することが重要です4。

医療現場での感染を防止または制限するためのIPC戦略には、以下のものが含まれます。

1.トリアージ、早期認識、感染源のコントロール(nCoV感染が疑われる患者の隔離)を確実に行う。

2. すべての患者に標準予防策を適用する。

3. nCoV感染疑い例にたいして、追加の経験的予防策(飛沫感染予防策、接触感染予防策、該当する場合は空気感染予防策)をとる。

4. 管理的制御を適用する。

5. 環境工学的制御を適用する。

1. トリアージ、早期認識、感染源のコントロール(nCoV感染が疑われる患者の隔離)を確実に行う

臨床トリアージには、入院時にすべての患者を評価し、2019-nCoV感染の可能性を早期に認識し、nCoV感染が疑われる患者を他の患者とは別の領域で即座に隔離する(感染源コントロール)システムが含まれます。nCoV感染疑い例の早期発見を促進するために、医療機関は以下のことを行う必要があります。

• 医療従事者に、nCoV感染を高レベルで疑うよう奨励する

•訓練を受けたスタッフがサポートする、設備の整ったトリアージ拠点を医療施設の入口に設置する

• アップデートされた診断基準に則ったスクリーニング質問紙の使用を開始する(https://www.who.int/publications-detail/global-surveillance-for-human-infection-with-novel-coronavirus-(2019-ncov)

• 有症状者は医療従事者に申告するよう注意喚起した文書を公共の場に掲示する

手指衛生と呼吸器衛生の促進は、不可欠な予防措置です。

2. すべての患者に標準予防策を適用する

標準予防策には、手指および呼吸器衛生、リスク評価に応じた適切な個人防護具(PPE)の使用、安全な注射手技 、安全な廃棄物管理、リネン類の適切な管理、環境清掃、患者ケア機器の滅菌が含まれます。

以下の呼吸器衛生対策が行われていることを確認してください。

• すべての患者が咳やくしゃみをするときに鼻と口をティッシュペーパーか肘で覆っていることを確認してください。

• 2019-nCoV感染が疑われる患者に、待合室/公共の場/集団隔離室にいる間、医療用マスクを着用するよう勧めてください。

• 呼吸器分泌物と接触した後に手指衛生を行ってください。

医療従事者は、WHOの「手指衛生の5つのタイミング(My 5 Moments for Hand Hygiene)」のアプローチに従って、患者に触れる前、清潔・無菌操作の前、体液に曝露された可能性のある場合、患者に触れた後、患者周辺の物品に触れた後に手指衛生を行う必要があります5。

• 手指衛生には、アルコールベースの擦式手指消毒剤(ABHR)または石けんと流水での手洗いが含まれます。

• 手が目に見えて汚れていない場合には、アルコールベースの擦式手指消毒剤が望ましいです。

• 手が目に見えて汚れている場合、石けんと流水で手を洗ってください。

個人防護具を合理的、正確に、かつ常に使用することは、病原体の蔓延を減らすのにも役立ちます。個人防護具の有効な使用は、保護具の適切かつ定期的な供給、適切なスタッフトレーニング、適切な手指衛生、特に適切な人間の行動に強く依存します2,5,6。

院内環境の洗浄と消毒の手順が一貫して正しく行われるようにすることが重要です。環境表面を水と界面活性剤で徹底的に清掃し、一般的に使用される病院レベルの消毒剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)を適用するのは、効果的で十分な手段となります7。医療機器および機器、洗濯物、食器、医療廃棄物は、定められた安全な手順に従って管理する必要があります2,8。

3. 追加の経験的感染予防策を適用する

3.1 接触感染および飛沫感染予防策

• nCoV感染が疑われたもしくは確定した患者の病室に入る際、家族や見舞客、医療従事者を含む全員が、標準予防策に加え、接触感染および飛沫感染予防策を実施する必要があります。

• 患者は十分に換気された個室に収容するべきです。自然換気のある一般病棟では、十分な換気は患者あたり60 L / 秒と見なされます9。

• 個室が使用できない場合は、nCoVに感染している疑いのある患者はひとまとめに管理する必要があります。

• すべての患者のベッドは、nCoV感染が疑われるかどうかに関係なく、少なくとも1 m離して配置する必要があります。

• 可能であれば、感染のリスクを減らすために、感染が疑わしい症例または感染が確認された症例のみをケアする医療従事者のチームを指定する必要があります。

• 医療従事者は、医療用マスクを着用する必要があります(仕様については、参考文献2を参照してください。)

• 医療従事者は、粘膜の汚染を避けるために、眼の保護具(ゴーグル)または顔面の保護具(フェイスシールド)を着用する必要があります。

• 医療従事者はきれいで 滅菌されていない、長袖のガウンを着用する必要があります。

• 医療従事者は、手袋を着用する必要があります

• ブーツ、カバーオール、エプロンはルーチンのケアには必要ありません。

• 患者のケアの後、すべての個人防護具を適切に脱衣・廃棄し、手指衛生を実施する必要があります5,6 。また、他の患者のケアを行うさいは新しい個人防護具一式が必要です。

• 機器は、単回使用のみの使い捨て機器または個々の患者専用の機器(聴診器、血圧計カフ、体温計など)である必要があります患者間で機器を共有する必要がある場合は、個々の患者ごとに使用するたびに洗浄および消毒します(例:70%エタノールを使用)8 。

• 医療従事者は、汚染された手袋をはめた手や素手で目、鼻、口に触れないようにしなければなりません。

• 医学的に必要でない限り、患者を自分の部屋やエリアから移動させたり搬送したりしないでください。 指定されたポータブルX線装置および/またはその他の指定された診断装置を使用してください。患者を搬送する必要がある場合、所定の搬送ルートを利用して他の患者、および面会者の曝露を最小限に抑え、患者に医療用マスクを着用してもらってください。

• 患者を搬送する医療従事者が、この章で説明したように手指衛生を行い、適切なPPEを着用するようにしてください。

• 患者が到着する前に、患者の受け入れを行うエリアに、必要な予防措置を可及的速やかに通知してください。

• 患者が接触する物体の表面をルーチンに清掃および消毒してください。

•  2019-nCoV感染の疑いがある患者および感染が確認された患者と接触する医療従事者、家族、面会者の数を制限してください。

• すべてのスタッフと面会者を含む、患者の部屋に入るすべての人を記録し続けてください。

3.2エアロゾルを生じる医療処置における空気感染予防策

気管内挿管、非侵襲的換気、気管切開、心肺蘇生、挿管前の手動換気、気管支鏡などのエアロゾルを発生させる手技は、コロナウイルス(SARS-CoV およびMERS-CoV)の伝播リスクの増加と関連しています10,11。

エアロゾル発生手技を行う医療従事者に、以下のことを確認するようにしてください。

• 十分に換気された部屋で処置を行ってください。–つまり、患者ごとに少なくとも160 L/秒の気流を伴う自然換気、または1時間当たり12回の換気を行う陰圧室、人工呼吸器を使う場合気流の向きが制御されていることが必要です9 。

  • • 少なくとも米国国立労働安全衛生研究所(NIOSH)認定N95マスク、欧州連合(EU)標準FFP2マスク、またはこれらと同等の防護能を持つ微粒子レスピレーターを使用してください2,12。医療従事者が使い捨て微粒子用レスピレーターを装着するとき、常にシールチェックを実行しなければなりません12。着用者にひげがある場合、マスクの適切なフィットを妨げる可能性があります12 。

• 眼の保護具(ゴーグルやフェイスシールド)を使用してください。

• きれいで滅菌されていない長袖のガウンと手袋を着用してください。ガウンに防水性がない場合、 医療従事者は、大量の液体が発生しガウンに浸透する可能性のある処置を行う際、防水エプロンを着用する必要があります2 。

• 部屋にいる人を、患者のケアとサポートに必要な最低限の数にしてください。

4. 管理的制御を適用する

医療現場での2019-nCoVのIPCのための管理と対策には、以下のものが含まれますが、必ずしもこれだけに限定されるわけではありません。
持続可能なIPCのためのインフラ整備、患者介護者への教育、2019-nCoVによって引き起こされる可能性のある急性呼吸器感染症の早期認識に関する方針の策定、起因病原体を特定するための迅速臨床検査へのアクセスの確保、院内混雑(とくに救急外来)の防止、有症状者への専用の待機エリアの提供、入院した患者の適切な隔離、個人防護具の適切な供給の確保、医療のすべての局面においてIPCの方針と手順が遵守されていることの確認。

4.1.医療従事者に関連する管理措置

• 医療関係者への適切な訓練の実施

• 適正な患者対職員比の確保

• 医療従事者の間でnCoVによって引き起こされる可能性のある急性呼吸器感染症のサーベイランスのプロセスを確立する

• 医療従事者および一般市民に、医療機関を速やかに受診する重要性を理解してもらう

• 医療従事者が標準予防策を遵守しているかを監視し、必要に応じて改善のための仕組みを提供する。

5. 環境工学的制御を利用する

これらの制御は医療施設内の基本的なインフラに対応しており13、医療施設のすべての区域で適切な換気9が行われることと、適切な環境の洗浄を確実にすることを目的としています。

さらに、すべての患者間で少なくとも1メートルの空間分離を維持する必要があります。空間分離と適切な換気の両方が、医療現場内での多くの病原体の蔓延を減らすのにつながります14 。

洗浄と消毒の手順が一貫して正しく実施されているのを確認してください8。環境表面を水と界面活性剤で洗浄し、一般的に使用されている病院の消毒剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)を使用する手順は、十分に効果的です7。安全なルーチンの手順に従って洗濯物、食器や医療用廃棄物を管理してください。

nCoVに感染した患者への接触・飛沫感染予防策の期間

標準予防策を常に適用してください。患者が無症状となるまで、追加の接触感染および飛沫感染予防策を継続してください。追加の予防措置の期間を定義するには、2019-nCoV感染伝播の形態に関する、より包括的な情報が必要です。.

2019-nCoV感染が疑われる患者の検体採取および取り扱い

臨床検査のために採取されたすべての検体は、感染の可能性があるものとして取り扱われる必要があります。臨床検体を採取、取扱、輸送する医療従事者は、病原体への曝露の可能性を最小限に抑えるために、以下の標準予防策とバイオセーフティ実践を厳守する必要があります15,16,17。  

• 検体を採取する医療従事者が適切に個人防護具(目の防護具、医療用マスク、長袖のガウン、手袋)を使用するようにしてください。エアロゾル発生手技で検体が採取された場合、検体採取者はNIOSH認定のN95マスク、EU標準FFP2マスク、または同等の微粒子レスピレーターを着用する必要があります。

• 検体を輸送するすべての職員が、安全な取り扱い規範と飛散物の除染手順の訓練を受けていることを確認してください7。

• 輸送する検体は、検体用の個別の密閉可能なポケット(プラスチック製バイオハザード検体袋)を備えた防漏型の検体袋(二次容器)に入れ、検体容器(一次容器)に患者のラベルを貼り、検査伝票を明確に記入してください。

• 医療施設の検査室が、取り扱う生体の種類に応じて、適切なバイオセーフティ実践と輸送要件を遵守するようにしてください。

• いずれの検体も手渡しで運ぶようにしてください。検体の輸送にエアシューターを使用しないでください。

  • • 個々の患者のフルネーム、生年月日、nCoV感染が疑われる旨を検査伝票に明確に記載してください。検査室に、検体を輸送していることをできるだけ早く伝えてください。

外来患者の診療に関する推奨事項

IPCの基本原則と標準予防策は、外来診療やプライマリケアを含むすべての医療施設で適用する必要があります。 2019-nCoV感染の場合、以下の手段を採用する必要があります。

• トリアージと早期認識

• 手指衛生、呼吸器衛生および呼吸器症状のある患者の医療用マスク使用を強調する。

  • • すべての感染疑い例にたいし接触感染および飛沫感染予防策を適切に実施する。

• 症状のある患者の診療を優先する。

• 症状のある患者が待機する必要があるとき、隔離された待機場所を確保する。

  • • 症状の早期認識、基本的な予防策、およびどの医療施設に相談すべきかについて患者と家族に教育する。

謝辞

IPC guidance MERS-CoV IPCガイダンスの原版1 は、WHO世界感染症予防・コントロールネットワーク(GIPCN)、新興疾患臨床評価と対応ネットワーク(EDCARN)、およびその他の国際的な専門家と協議して開発されました。MERS-CoVのIPCドキュメントの開発と更新に携わった皆様に感謝いたします。

この文書は、WHO世界感染症予防・コントロールネットワークとその他の国際的な専門家と協議して作成されました。レビューを提供してくださった下記の方々(アルファベット順)に感謝いたします。

• Abdullah M Assiri, Director General, Infection Control, Ministry of Health, Saudi Arabia

• Michael Bell, Deputy Director of Division of Healthcare Quality Promotion, Centers for Disease Control and Prevention, Atlanta, USA

• Gail Carson, ISARIC Global Support Centre, Director of Network Development, Consultant in Infectious Diseases & Honorary Consultant Public Health England, United Kingdom

• John M Conly, Department of Medicine, Microbiology, Immunology and Infectious Diseases, Calvin, Phoebe and Joan Synder Institute for Chronic Diseases, Faculty of Medicine, University fo Calgary, Calgary, Canada

• Barry Cookson, Division of Infection and Immunity, University College, London, United Kingdom

• Babacar N Doye, Board Member, Infection Control Network, Dakar, Senegal

• Kathleen Dunn, Manager, Healthcare Associated Infections and Infection Prevention and Control Section, Centre for Communicable Disease Prevention and Control, Public Health Agency of Canada

• Dale Fisher, Global Outbreak Alert and Response Network steering committee

• Fernanda Lessa, Epidemiologist, Division of Healthcare Quality Promotion, Centers for Disease Control and Prevention, Atlanta, USA.

• Moi Lin Ling, Director, Infection Control Department, Singapore General Hospital, Singapore and President of Asia Pacific Society of Infection Control (APSIC)

• Fernando Otaiza O’Rayan, Head, National IPC Program Ministry of Health, Santiago, Chile

• Diamantis Plachouras, Unit of Surveillance and Response Support, European Centre for Disease Prevention and Control

• Wing Hong Seto, Department of Community Medicine, School of Public Health, University of Hong Kong, Hong Kong, People’s Republic of China

• Nandini Shetty, Consultant Microbiologist, Reference Microbiology Services, Colindale, Health Protection Agency, United Kingdom

WHO: Benedetta Allegranzi, April Baller, Ana Paula Coutinho, Janet Diaz, Christine Francis, Maria Clara Padoveze, Joao Paulo de Toledo, Maria Van Kerkhove

参考文献

1. Infection prevention and control during health care for probable or confirmed cases of Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) infection: interim guidance, updated October 2019. Geneva: World Health Organization; 2019 (WHO/MERS/IPC/15.1 Rev. 1; https://apps.who.int/iris/handle/10665/174652, accessed 17 January 2020).

2. Infection prevention and control of epidemic- and pandemic-prone acute respiratory infections in health care: WHO guidelines. Geneva: World Health Organization; 2014 (http://apps.who.int/iris/ 10665/112656/, accessed 17 January 2020).

3. Guidelines on core components of infection prevention and control programmes at the national and acute health care facility level. Geneva: World Health Organization; 2016. (Available at: https://www.who.int/gpsc/ipc-components-guidelines/en/, accessed 20 January 2020.

4. Minimum requirements for infection prevention and control. Geneva: World Health Organization; 2019. (Available at: https://www.who.int/infection-prevention/publications/min-req-IPC-manual/en/, accessed 20 January 2020.

5. WHO guidelines on hand hygiene in health care: first global patient safety challenge – clean care is safer care. Geneva: World Health Organization; 2009 (https://apps.who.int/iris/handle/10665/44102, accessed 17 January 2020).

6. How to put on and take off personal protective equipment (PPE). Geneva: World Health Organization; 2008 (http://www.who.int/csr/resources/publications/putontakeoffPPE/en/, accessed 17 January 2020).

7. CDC and ICAN. Best Practices for Environmental Cleaning in Healthcare Facilities in Resource-Limited Settings. Atlanta, GA: US Department of Health and Human Services, CDC; Cape Town, South Africa: Infection Control Africa Network; 2019. (Available at: https://www.cdc.gov/hai/prevent/resource-limited/environmental-cleaning.html and http://www.icanetwork.co.za/icanguideline2019/, accessed 20 January 2020)

8. Decontamination and Reprocessing of Medical Devices for Health-care Facilities. Geneva: World Health Organization; 2016 (Available at: https://www.who.int/infection-prevention/publications/decontamination/en/, accessed 20 January 2020)

9. Atkinson J, Chartier Y, Pessoa-Silva CK, Jensen P, Li Y, Seto WH, editors. Natural ventilation for infection control in health-care settings. Geneva: World Health Organization; 2009 (https://apps.who.int/iris/handle/10665/44167, accessed 17 January 2020).

10. Hui DS. Epidemic and emerging coronaviruses (severe acute respiratory syndrome and Middle East respiratory syndrome). Clin Chest Med. 201738:71−86. doi:10.1016/j.ccm.2016.11.007.

11. Tran K, Cimon K, Severn M, Pessoa-Silva CL, Conly J. Aerosol generating procedures and risk of transmission of acute respiratory infections to healthcare workers: a systematic review. PLoS One. 2012;7:e35797. doi: 10.1371/journal.pone.0035797. Epub 2012 Apr 26.

12. How to perform a particulate respirator seal check. Geneva: World Health Organization; 2008

(http://www.who.int/csr/resources/publications/respiratorsealcheck/en/, accessed 17 January 2020). For the latest information, please consult the WHO coronavirus webpage at http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/.

13. Adams J, Bartram J, Chartier Y, editors. Essential environmental health standards in health care. Geneva: World Health Organization; 2008 (https://apps.who.int/iris/handle/10665/43767, accessed 17 January 2020).

14. Jefferson T, Del Mar CB, Dooley L, Ferroni E, Al-Ansary LA, Bawazeer GA et al. Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses. Cochrane Database Syst. Rev. 2011, 7:CD006207. Available at http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD006207.pub4/abstract;jsessionid=074644E776469A4CFB54F28D01B82835.d03t02. accessed 17 January 2020).

15. Laboratory testing for 2019 novel coronavirus (2019-nCoV) in suspected human cases: interim guidance

January 2020. Geneva: World Health Organization https://www.who.int/health-topics/coronavirus/laboratory-diagnostics-for-novel-coronavirus accessed 20 January 2020)

16. Laboratory testing for Middle East respiratory syndrome coronavirus: interim guidance (revised), January 2018. Geneva: World Health Organization; 2018 (https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/259952/WHO-MERS-LAB-15.1-Rev1-2018-eng.pdf?sequence=1, accessed 17 January 2020).

17. Laboratory biosafety manual, third edition. Geneva: World Health Organization; 2004 (https://apps.who.int/iris/handle/10665/42981, accessed 17 January 2020).

WHOは、この暫定的なガイダンスに影響を与える可能性のある変更がないか、状況を引き続き注意深く監視し、さらなるアップデートを行う可能性があります。更新のない場合、この暫定的なガイダンス文書は、発行日から2年後に失効します。

*各記事の翻訳はWHOによるものではありません。(WHOのポリシーにもとづく掲示)
*翻訳文は当チームが翻訳を行った時点のWHOサイト掲載内容にもとづくもので暫定的な情報です。各記事に原文へのリンクを掲載しています。原文記載の発表日および当サイトでの翻訳日を各記事に記載していますので参照してください。
*セカンドチェックを行っていない1次翻訳の状態の場合があります。翻訳記事を利用する際は、各施設および個人の臨床医の判断と責任下で行ってください。 下記の「翻訳ポリシー・記事内容の利用について」のページもご参照ください。


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