翻訳日:2021/08/01
原文:Statement from CDC Director Rochelle P. Walensky, MD, MPH on Today’s MMWR
7月27日、CDCはワクチン接種者に対するガイダンスを更新し、ワクチン接種の有無にかかわらず、感染率の高い地域の屋内公共施設では全員がマスクを着用することを推奨しました。この決定は、当時CDCが入手していたデータと科学的根拠に基づいて行われました。これには、公衆衛生に関する貴重な連携があり、未発表のデータを迅速に入手して検討することができました。
本日(7/30)、これらのデータの一部がCDCのMorbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)に掲載され、デルタに感染した場合、ワクチンを接種した人もしていない人も、SARS-CoV-2のウイルス量が同様に高くなることが明らかになりました。ウイルス量が多いということは、感染のリスクが高まることを示唆しており、他の変異株とは異なり、デルタに感染したワクチン接種者がウイルスを感染させる可能性があるという懸念が示されました。この発見は問題であり、CDCがマスク推奨を更新するに至った重要な発見でした。今回のマスク推奨は、ワクチンを接種した人が、ワクチンを接種していない人や免疫力の低い人を含めて、知らず知らずのうちに他の人にウイルスを感染させないようにするために更新されました。
今回のアウトブレイク調査と発表された報告書は、マサチューセッツ州公衆衛生局とCDCの共同研究によるものです。マサチューセッツ州の協力と厳格な調査に感謝しています。また、接触者追跡者による聞き取り調査への迅速な参加、検査用サンプルの提供、曝露通知後の安全プロトコルの遵守など、調査に身を挺して協力してくださったBarnstable郡の住民の方々にも謙虚に感謝したいと思います。
今回のアウトブレイクの調査は、CDCが国内で行っている数多くの調査の一つであり、これらの調査から得られたデータは、入手可能になった時点で速やかに公開されます。CDCは、最良の科学とデータを用いて、健康への脅威を迅速かつ透明性をもって国民に伝えるために日々活動しています。
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